2007年10月21日日曜日

日本医科大学

 学園祭に行って来た。なにはともあれここではCPR(初期救命)の訓練。 ここの訓練は丁寧でわかりやすくて好きだ。 今まで何回となくやってはいるのだがすぐ忘れるし、 ガイドラインがしょっちゅう変わるしで毎年やるに越したことはない。
 今の最新はガイドライン2005と言うやつで心臓マッサージ30回に対して人工呼吸2回が基本なのだが、 ガイドライン2010ではずっと心臓マッサージで良いことになるらしい。

 この後模擬店回ったり教室発表とか見ていたら心臓と脳の展示があって、チョビッと気になっていてことを聞いてみた。それは「心臓の冠状動脈は直接大動脈につながっているのか?」と言うことなのだが、答えはYES。
 で、なぜ疑問かと言えばあんな太い血管にあんな細い血管がつながっていて圧力とか大丈夫なのか?と言うことだ。この疑問の答えはつながっている場所が心臓の弁ということに隠されていた。
 つまりなぜこんな場所につながっているかというと、弁が開いて大動脈に血液を送り込む(このとき動脈は圧力で多少ふくれる)ときには冠状動脈に血液は行かずに、弁が閉じて膨らんだ動脈が元に戻る力を利用して冠状動脈に血液が行くと……なるほどその仕組みならば適切な圧力で送り込める。思いも寄らぬ工夫で感動しました。

 待て、この仕組みだと動脈硬化とか起こると心臓の冠状動脈に血液が送られ辛くなるのか?聞いておけば良かった。

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