2007年5月14日月曜日

脳トレ監修を軍資金に川島隆太教授が脳プロジェクトスタート

毎日新聞 - <脳プロジェクト>川島隆太教授がスタート 約4億円資金に
 東北大加齢医学研究所は14日、毎日新聞「脳を鍛えたい」で指南役を務める川島隆太教授が産学連携で得た収入を投じ、脳の動きの解明を目指す新プロジェクトをスタートさせたと発表した。まずは06年度に得た約4億4000万円を研究資金に計上している。
 川島教授は任天堂のゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などに研究成果を提供。昨年度得た監修料のうち、大学などの収入を除き、約4割を投入する。世界で3台しかない「2光子顕微鏡」を購入し、6月初旬にも本格的な研究を始める。プロジェクトの資金のほとんどを産学連携による収入で賄うケースはまれといい、川島教授は「(商品を購入した)世の中の人たちとのかかわりによって研究を発展させることができるのは大変な喜び」と話した。
 2光子顕微鏡は、従来の顕微鏡では不可能だった大脳皮質の深い部分の神経活動を観測できるといい、最終的にはヒトの心と脳の動きの関係の解明を目指すという。【青木純】
 これは凄い。この手の研究費を捻出するには殆ど税金や大学の協力でまかなうしかないと思っていたのでちょっと感動です。記憶をたどると魚を出荷して研究費に充ててるところが有ったようななかったような。ぐぐったのだがよく分からない。
 でもなまじこの手の話があちこちの研究室でうまく行き初めて独立採算性とかにはしないでね。鉄道ではそうなってしまって、田舎に行くほど経営が大変だから。マイナーでも重要で公的な投資が必要な研究というのはあるから。ちなみに折れが重点的に投資するなら

(1) 幹細胞とクローン(全ての臓器が再生できる)
(2) アンチエイジング(若返りができる。ある意味少子化を対策するより現実的)
(3) 記憶のアップロードおよびダウンロード
(4) 知性の測定方法と知性の向上方法。既にEQとして世に出ているがさらなる磨きと啓蒙活動が必要

ここら辺かな。(1)(2)(3)で永遠の生命が可能になって(4)でそれにふさわしい人を選択すると。ネガティブな人間が永遠の生命を得ても永遠に苦しむだけなので(4)は重要な技術だ。

#何となく東大より東北大の方が私の印象に残る研究が多い気がする。