長崎新幹線建設、県鉄道整備促進、長崎国際空港整備促進の三期成会(いずれも会長・金子知事)の合同総会が四日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであり、県幹部や市町長、本県選出の国会議員、県議、経済界の関係者ら約八百人が出席。九州新幹線長崎ルートの早期着工決起大会もあり、気炎を上げた。長崎新幹線ねぇ、時間短縮効果も30分ぐらいだし、しかも在来線の存続も危なそうだし、いくら鉄道好きでも賛成しかねる。
知事は、佐賀県鹿島市と江北町の反対で着工できずにいる長崎ルート問題について「今年がヤマ。来年はないと思っている。佐賀県と一緒に着工に向け努力したい」と強調。三期成会は、関係省庁などへの要望活動に取り組む本年度の事業計画をそれぞれ承認した。
しかし、これが今特急が入り乱れて増発もままならない福岡付近の混雑状況を解決する意味なら考えても良い。何しろ駅もない場所(信号場)で各駅が特急に抜かされたりする混雑はどう考えても異常。丁度東海道新幹線ができる前の東海道本線の状況に似ている。もちろん九州新幹線(鹿児島)が全通すれば多少は解決するだろうが、長崎行きの特急も無くなれば更に快速を増発できるだろう。
でもこの福岡の事情のために長崎の金を使い、しかも長崎の在来線が無くなるのは変だ。やるのならば福岡でも建設費と在来線の維持費ぐらい出さないと。