2007年4月25日水曜日

マンガ vs 活字の先に

 若者が活字を離れてマンガしか読まないなんて言われて久しいけど、どっちも結局はストーリーが面白さの決め手であることには変わりないと思う。違うのは活字はストーリーのみで構成されているけどマンガはそれに絵が加わることだ。だから特に活字が偉い訳ではない。偉く無いどころか肩身が狭くなるかもしれない。

 当然のことだがマンガを描くには絵を描く能力が必要だが必要だ。日本の識字率が99.8%位あって文字を読むことはほぼ誰でもできるし、絵を読む能力もまぁそんなもんだと思う。そして字を書くことも問題ない(PCの力がないと漢字が書けないのだが)。しかし絵を描く能力は? これは誰でも持っているものではないしPCの力を借りてもこればっかりは…。

 今のところ絵を書ける能力が特技になることはあっても絵を掛けないことが非識字のように問題にされることはない。でもこのままマンガが普及していくと当然絵を描ける人も増えていくだろうし、いつの間にか絵を描けることが当たり前のようになって絵を描けないほうが問題になるのか?
 これは興味深い問題だ。確かに絵は描けないより描けるほうが良いに決まっている。
 昔「どうして宇宙人を見た人はみんな絵が下手なのか?」
と言う指摘をしている人がいて爆笑した覚えがある。つまり、今は若い人が何人かいたらその中に1人位絵心のある人がいて当然な状況のようである。

 いつか学校で字を教えるようにマンガの技術(特に人物特徴を捉えて絵にする技術)を教えるようになるのかもしれない。こうなってくるとフルフェイスのヘルメットでもかぶってても特徴とらえられてアウトかも。

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